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ボストン・リーガル Boston Legal S3ep7 私にも感情が

ボストン・リーガル Boston Legal S3ep7
 
コーホー(弁護士)は法廷で,事件の目撃者リンカーンを変質者だと口汚くあげつらったあとで裁判を有利に進め,後日,リンカーンから名誉毀損で訴えられる。しかし公判中の弁護人発言は免責されるため,リンカーンは不利な状況に。閉廷後,コーホーは遠くから,廊下の待合椅子に座るリンカーンを見つける。法廷での姿とはうってかわって,ひとり背筋を伸ばして座り,静かに前を見つめている彼を。
Coho: Lincoln.
Lincoln: Hello, Mr. Dirty Mouth. Come to make me an offer of settlement before the judge rules against you? I'm not surprised.
Coho: I've been watching you for a bit, Lincoln, sitting here.
Lincoln: Really? Are you a bit of a peepy?
Coho: You seemed sad. You seemed... alone, I guess.
Lincoln: Did I? You must have misread me.
Coho: What's going on, Lincoln? This lawsuit, what are you doing? Is this just about attention?
Lincoln: You don't think I have feelings. Those things you said about me in court... I have feelings, Mr. Coho.
Coho: I'm sorry. I was just doing whatever I could to defend my client. It wasn't personal.
Lincoln: It was very personal.
 
コーホー:リンカーン
リンカーン:あら,口の汚い弁護士さん。敗訴しそうだから私に和解を打診しようっていうのかしら? 見え透いたことね。
コーホー:あそこから少しのあいだ,ここに座っている君のことを見ていたんだよ。
リンカーン:そうなの? あなたものぞき見趣味があるってわけ?
コーホー:君は何かが悲しいみたいだった。君は……たぶん,孤独なんだな。
リンカーン:私が? それはあなたの勘違いよ。
コーホー:なあ,なにがあったんだ,リンカーン。こんな訴訟を起こして,君はなにをしている? 注目を集めたいからなのか?
リンカーン:私にも感情があるってこと,知らないんでしょうね。法廷であなたが私に言ったこと……私にも感情があるの,ミスター・コーホー。
コーホー:すまなかった。私はただ依頼人を守りたい一心だったんだよ。君個人にあてたものじゃない。
リンカーン:そう,でも,あれは私個人に届いたわ。

 

このライン,とても好きだな。コーホーもリンカーンもS3のちょい役的扱いだったけども,互いに理解できない存在に,互いが一瞬でも歩み寄ろうとする姿勢,短い場面だったけど心に残った。最後は悲しい結末になってしまいましたが…。

決して理解できないもの,相容れないと思っているかあるいはそう見えているもの。でも,一瞬でも歩み寄ろうとしたから,境界が溶けて混ざり合う瞬間がある。人はたぶんその瞬間に他者を理解するのだろうな。それがほんの僅かな時間しか続かなくて結局すぐに元通りになってしまうのだとしても,美しいなと思う。

 
 
リンカーンは初登場時にのぞき見趣味の変態的な扱いだったけど,そんな彼の感情にスポットライトが当てられたep7はよかった。でも申立が却下されたときの不服な様子を見るとまたひと悶着ありそうかもしれない。ジェリーは偽証の件が無罪となり,アランに思わず抱きつく! 一方のアランももうだめかと思われたところに勝訴し満更でもない表情。デニースとシャーリーは,迷子になっていた膵臓につづき,幽霊屋敷でデニースの元婚約者の「ナニカ」を見つけ大絶叫。そしてリンカーン……なんてこった……OMG(もうめちゃくちゃだ)