年末からちまちまバラの剪定やら植え替えの下準備(資材購入、運搬、物置の整理etc…)をしていた。下準備だけでも結構大変。準備のほうが作業が多い気がする。
とかぶつくさ思いながらこの三連休を使って植え替えに着手したら、結局初日は朝から晩までやっても全然終わらず、今日、やっと終りが見えてきた。本当に鉢が多い…どうしていつの間にこんなに増えたんだろう…とは思うものの、年月を経てどの鉢にも思い出が宿ってしまっていて、「場所を占拠するから処分」する気は全く起こらないのが現実。数えたら28鉢もあった。決して広くない我が家のベランダを埋め尽くすのには十分な数…2025年もベランダは足の踏み場がない一年になりそう。
どうせ処分できないのなら、せめてこれ以上は増やさないようにしたい…けど今年はバラを引き立ててくれる宿根草も気になるしぃ…ああもうだめだ私には植物を減らすなんてできないんだわ。
などなど思いながら植え替え作業開始。
植え替えてみてショックだったのは、メイアンの『クリスチャン・ディオール』。23年冬に近所のホームセンターで予約購入した大株。
樹勢がよい品種のはずが、春に豪華な花を咲かせた以降は衰退の一途をたどっていた株で、HTのはずが枝がヒョロヒョロと宙をさまよう有り様だった。明らかに様子がおかしく、何かが水面下で進行しているのは間違いなかった。
いざ土を暴いてみてびっくり。クルミ大2個分の癌腫が根本にできていて、「エッ癌腫ってこんなに大きくなれるの&こんなのに養分吸い取られても一応枯死しないって本当なんだ&こんなのと共存しながら枝を伸ばしたり豪華な花を咲かせたりするクリスチャン様は実はめちゃ高ポテンシャルなのでは?」な~んてことを思った。
こんなサイズの癌腫は見たことがなかったのでちょっとした衝撃だった。削った癌腫は速攻でゴミ箱へ。ナイフをはじめ植え替えの道具は即ハイターゆき。こんなことが癌腫発見のたびに起こるのでとにかくバラの植え替え作業は大変ですわね?
写真で改めてみると生々しい傷跡……(白い部分が削ったあと。ここにクルミ大が2個寄生している恐怖😨そのさまはまるで地球外生命体)
おのれ~~私のバラから栄養を奪う憎き癌腫め~~。このっこのっなどと思いつつナイフで削ぎ取っていたら勢い余って木質部分まで削ってしまった。もはや満身創痍のクリスチャン様。25年は命大事になんとか生き残ってほしい。そして、あの素晴らしいは~な~をもう一度~🎵😭
春のひときわ豪華だった頃のクリスチャン・ディオールさまをここに。花の形も色も完璧!



写真以降は下り坂…。この癌腫さえなければ24年はもっと株を充実させてくれたのかな~。購入直後に植え替えればよかった~。株が増えすぎると1鉢にかけられる時間が減ってしまうことの弊害が年々身にしみてくる。もっと鉢を減ら…いやいやもっと時間をかけるほうが正解?どうすればいいの?
三連休終盤、まだまだ植え替え作業は続く…
植え替え作業中の嬉しいこと。白い根がみっしり詰まった根鉢を見ること。一年色々あったけど元気に育ってくれた証拠を見せてくれてるようで本当に嬉しい~。
8号鉢のジュビレアンペリアルの根鉢はこんなことになってました。真っ白な根に惚れ惚れとしますが、さぞ窮屈そうなご様子。10号に鉢上げしてみました。
あまり大きくなってほしくないけどシュラブ樹形の彼女を小さい鉢に閉じ込めておくのも心が痛む。そんなジレンマに今年も悩まされそうです。(剪定バサミちゃき~ん)