After Tonight

好きなモノ語り

【悲しすぎる】Daft Punk(ダフト・パンク)が解散を発表。28年の活動に終止符…

2021年が始まってまだ2カ月といったところで今年一番かもしれないバッドニュースが入ってきました…。

なんとDaft Punkダフトパンク)の解散が発表されたようです。Twitterで流れてきた情報を見て一瞬目を疑ったのですが、どうやら解散は本当のようです。

 

 

2月22日、Youtubeに『Epilogue』と題する以下の8分間の動画が突如としてアップロードされました。


Daft Punk - Epilogue

動画では、砂漠を歩く二人が映し出され、少し先を行っているのはギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト。やがて、トーマ・バンガルテルが歩みを止め、それに気が付いたギ=マニュエルがトーマに促され、トーマの自爆スイッチを押すという流れになっています。(これはグループの解散に至る経緯の示唆なのでしょうか?)

そして、トーマの体が粉々になり、「1993-2021」の文字とともに、天国的な光の下で残されたギ=マニュエルがただ一人で歩き続けるシーンで映像は終わっています。

 

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Daft Punk - Epilogue

 

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Daft Punk - Epilogue

 バックに流れる歌声は、

Hold on.
If love is the answer you're home.

「そのままで。愛がその答えであるなら、あなたはそこにいる(和訳筆者)」となっています。

これとよく似たラインは2013年にPaul Williamsとフィーチャーした曲「Touch」でも使われており、グループが28年の歴史に終止符を打つために選んだ大変美しいフレーズなのではないかと思います。

 

youtu.be

 

現時点で、Daft Punk本人による発表は上記のYoutube動画以外に確認できませんが、長年グループの広報を務めたKathryn Frazier氏が米Pitchforkに明らかにしたところによると解散は事実とのことであり、また、解散理由は明らかになっていません。

pitchfork.com

 

ひとつの時代の終焉ですね。1993年にパリでトーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter )とギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト(Guy-Manuel de Homem-Christo)によって結成され、長年ダンスミュージックやテクノといった分野の最先端を行っていたグループだっただけに解散はただただ残念でなりません。

グループからの発表がYoutube上の動画しかない以上、これ以上は憶測でしかありませんが、解散に見せかけた新生Daft Punkのプロモーションだったらいいのになあ…とファン歴15年以上の筆者はしみじみ思ってしまいました。

 

 

Pharrell WilliamsやThe Weekndといった数多くのアーティストとともにコラボレーション曲を発表してきたDaft Punkですが、そんな彼らのアルバム発表は意外に寡作でした。『Discovery(2001)』『RANDOM ACCESS MEMORIES(2013)』は彼らを語るうえで欠かせない必聴アルバムです。

 

Discovery(2001)

 

 RANDOM ACCESS MEMORIES(2013)

 

 

 

【歌詞和訳】あなたが私のものでないとしたら Clean Bandit - Baby (feat. Marina & Luis Fonsi)


Clean Bandit - Baby (feat. Marina & Luis Fonsi) [Official Video]

 

Clean Bandit - Baby (feat. Marina & Luis Fonsi)

from the album "What Is Love?" (2018)

 

 

女性(英語)パート:Marina

男性(スペイン語)パート:Luis Fonsi ※本記事では「女性の元恋人」によって歌われたものと解釈しています。

 

Sé que te gusto a ti todavía
Tres, dos, uno

あなたがまだ私のことを好きなのは知ってる

3,2,1


Standing here in an empty room
I saw you there, and my blood ran cold
Take me back to that long September
Don't know how I ever let you go
I was young, didn't know 'bout love
You were wild, couldn't get enough
Gave my heart to another lover
Don't know how I ever let you go

空っぽの部屋に立っている私*1

そこにいるあなたを見つけて立ち尽くしたの

あの長かった9月に私を連れて帰って

どうしてあなたを手放したのかわからないよ

私は若くて、愛がなんなのかわかっていなかった

あなたは奔放だったし、満たされることを知らなかった

だから私はほかの人に目移りしてしまった

どうしてあなたを手放したのかもわからないままに


Find me in another place and time
If only, if only you were mine
But I'm already someone else's baby

私を別の場所、別の時に見つけてくれないかしら

もし、本当にもしも、あなたが私を好きだったのなら

でも私はもう…誰かのベイビーになっちゃった


Guess I had my last chance
And now this is our last dance
You fell through the cracks in my hands
Hard to say it's over
But I'm already someone else's (C'mon)

これがきっと最後のチャンスね*2

そしてこれが私たちの最後のダンス

あなたは私の手からこぼれ落ちていってしまった

これでおしまいなんて本当は言いたくないけれど

私はもう…誰かのベイビーになってしまった(さあ)

 

Baby, ah
Baby, ah
Baby, ah
I'm already someone else's

ベイビー♪♪

私はもう…誰かの


All caught up in the way we were
I feel your hands getting close to mine
Don't say the words that I love to hear
The beat goes on and I close my eyes
I was young, didn't know 'bout love
You were wild, couldn't get enough
Let's leave things the way they were
You'll stay with me like a lullaby

私たちがかつてそうだったように

あなたの手が私の手に重なるのを感じる

私が聞きたがっているあの言葉は言わないで

ビートに合わせて私はただ目を閉じる

私は若くて、愛がなんなのかわかっていなかった

あなたの奔放な一面、満たされることを知らなくて

思い出は思い出のままにしておきましょう

あなたは子守歌のようにこれからも私のそばにいるわ


Hey
Sé que te gusto a ti todavía por mucho que digas
Además puedo ver en tus ojos que no sólo quieres quedar como amigos
Tienes mi corazón, eres mi obsesión
Soy tuyo pa' siempre

ねえ

あなたが何と言おうとまだ私を好きなことを知ってるよ

目を見ればわかるもの、ただの友達でいるのは嫌だって

私の心をとらえて離さない、私は永遠にあなたのものなの


Guess I had my last chance
And now this is our last dance
You fell through the cracks in my hands
Tell myself be stronger
My heart's like a rubber band
And it's such a shame
You'll always be the one who got away
We both know that deep down you feel the same
Hard to say it's over
But I'm already someone else's (C'mon)

これがきっと最後の「偶然」の出会い*3

そしてこれが私たちの最後のダンス

あなたは私の手からこぼれ落ちていってしまった

強くなれって自分に言い聞かせてる

私の心は輪ゴムみたいに簡単に形が変わるの

本当に残念としか言いようがないわ

あなたはこれからずっと私のもとを去ってしまった誰かになってしまう

二人とも心の奥深くでは同じ気持ちだって知っているのにね

これでおしまいなんて本当は言いたくないけれど

私はもう…誰かのベイビーになってしまった(さあ)


Baby, ah

ベイビー♪♪

Eso no es amor

それは愛とは言わない

 

Baby, ah

ベイビー♪♪

 

Mereces mejor, yeah

君にはもっとふさわしい人がいる


Baby, ah

ベイビー♪♪

Quiero tu calor

そばにいてほしいよ


I'm already someone else's

私はもう…誰かのものになっちゃった 


Wish I met you at another place and time
If only, if only you were mine
This love story ends for you and I
'Cause I'm already someone else's

あなたと別の場所、別の時に出会えたらよかったのに

もし、本当にもしも、あなたが私のものだったというのなら

あなたと私のラブストーリーはこうして終わるの

だって私はもう…誰かのベイビーになっちゃったから

 

Baby, ah

ベイビー♪♪


Y lo digo otra vez
Mereces mucho mejor, mucho mejor
Lo que tienes con él (Con él) no es amor, no

もう一度だけ言う

君にはもっとふさわしい人がいる

その彼との間にあるのは愛じゃない


I'm already someone else's
Baby, ah

私はもう…誰かのベイビーになっちゃった

ベイビー♪♪

 

Cada noche más te extraño, cada día sin ti me hace daño
Sabes que mereces mejor, lo que sientes por él ya no es amor
Por mucho que digas somos más que amigos

毎晩どんどん君が恋しくなる 君がいない毎日に耐えられない

君にはもっといいひとがいるって知ってるはずだよ その彼との間にあるのは愛じゃない

私たちがただの友達じゃないっていうのと同じようにね

 

I'm already someone else's

私はもう…誰かの
Y el tiempo se acaba en cuatro, tres, dos, uno

さあ、もう時間が切れるよ 4,3,2,1

 

この曲の解釈はMVを見る/見ないによって変わってきそうです。私ははじめMVを見ずにアルバム曲を聴いて、結婚式場で昔の恋人に略奪される花嫁を想像しました。ところが、MVでは主人公をClean Banditチェロ担当Graceが演じ、なんと彼女には女性の元恋人がいるではありませんか!(確かによくよく歌詞を見てみるとLuisのパートが男性の元恋人によるものである確証はどこにもありませんでした。)

後から振り返ってみると本当に愛していた人だったのに、一緒にいたときにはそれが愛だとわかっていなかった。普通の異性愛者として結婚しようとしている自分の前にいる男性は、本当に愛している人ではない。そのことに気づいてしまった女性が主人公のMVでした。

サマーキャンプ中、本当に幸せそうだった二人の様子のあとの結婚式のシーンが切ない。

 

歌詞からは結婚式場で偶然に再開することになり、「最後のダンス」をする二人の様子が想像できますが、MVではもう少し違った情景の描かれ方でした。

主人公の女性の結婚式に元恋人は(おそらく)実際には出席していないものの、主人公が彼女を思うあまりにその場にいないはずの彼女の姿を(おそらくは幻覚で)見ているところからMVは始まります。元恋人は真っ赤なドレスで、指輪を交換しようとする新郎新婦の前に現れ、二人一組になって踊っている来場客たちの間を、誰ともペアを組むことなくただ一人で踊っている姿を彼女は見ます。

元恋人が一人で踊っているシーンは、主人公の女性の心の中にある「自分を失った後の元恋人の姿」の投影ではないでしょうか。本心ではひかれあっている二人であるにもかかわらず、自分(主人公)の選択によって引き裂かれてしまった関係。その結果、元恋人はダンスの相手を失ったまま踊り続けているのでしょう。その片割れが誰なのかを主人公はもちろん知っている。

 

以上、私の大大大好きなClean Banditの曲の中から特に好きな一曲についての和訳と個人的な考察でした。

  

なお、冒頭にも書いたように、本記事ではLuis Fonsiによるパートを女性の元恋人によって歌われたものと解釈して和訳しましたし・か・し・ながら、男性であると解釈しても「大変エモい」、一度で二度おいしい歌詞だったのではないかと思います!

こんな風に誰かに思われてみたいデスネ…。笑

最後のカウントダウンなどはまさに理性と本能のせめぎあいを言葉にしたようです。はじめLuisの声で聴いていた私は、カウントダウンが0になると同時に本当に好きな相手の手をとって結婚式場を二人で逃げ出すシーンが頭に浮かびました。(ラブストーリーで定番中の定番「100%エモいとされるシチュエーション」ではないですか?!)

 

Luis Fonsiといえばこちらの曲が超有名(Youtubeでなんと70億回再生)ですが、声が本当にセクシー。プエルトリコ出身のシンガーソングライターの方だそうです。これからも注目していきたいです。

youtu.be

 

 

↓MVを見て真っ先に下記の作品を思い起こしました。本作でも女性同士の愛の交流が描かれています。2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロによる初期(2005年)の作品です。こちらもよければぜひ!

 

 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

*1:主人公の女性は結婚式場に立っていて、たくさんの参列者に見守られながら、これからまさに結婚相手となる男性に永遠の愛を誓おうとする場面でMVは始まります。しかし、彼女は本心から愛しているわけではない相手と結婚しようとしている虚しさから、「愛する二人」を見つめる周りの期待に満ちた表情に空虚なものを感じ、本当の自分を知る存在がこの場所には誰もいないことをこのように形容しているのだと推察しました。そして次の場面で(おそらくは幻覚である)昔の恋人(女性)の姿を見ます。

*2:ところでこの「チャンス」、本心では愛している元恋人と「偶然の出会い」を装って「最後のダンス」を始める場面のようにも私には思えました。そうだとしたら非常にエモくないでしょうか…。いやエモいですね!

*3:脚注2に書いた解釈を捨てきれず…笑、同じ歌詞ですが、和訳はこのように変えてみました。

法廷ドラマ『ボストンリーガル』を今見る(結論:めちゃくちゃ面白かった)

ひょんなきっかけで見始めたアメリカの法廷を舞台にしたドラマ『ボストン・リーガル』に去年の秋ごろからめちゃくちゃはまってます。

 

 

ちょっと古いドラマなんで、ずっと記事にするのをためらっていたものの、シーズン2の2周目を見終えたあたりから、印象深かったエピソードやセリフを思い返すことが増え、感想を記事に残しておきたい気持ちが強くなってきたので、書いていくことにしました。

話としては、大手法律事務所を舞台に、有能な弁護士たちがクライアントの問題解決に奔走する…というのがお決まりの展開で、当時のアメリカ社会問題にも鋭く切り込みつつ、お笑いあり、お色気あり(?)の法廷ドラマとしてはちょっと異色ともいえる仕上がり。「真面目」と「不真面目」のバランスが大変良く、テンポよく楽しめます。法廷で繰り広げられる軽妙なやり取りと、痛快で斬新な問題解決手法が見どころ。

さすがに2004-2008年頃の作品なので、法廷ドラマの古典に近い存在だとは思いますが、『免許剥奪ギリギリ!?あらゆる手段で勝たせます!』というDVDうたい文句にもあるように、時には正面から正々堂々と、時には悪賢く、時にはあくどい手段で何が何でも依頼人を勝たせる…という(本当にそれでいいのかという気はしつつも)展開が毎回ハラハラさせられるので観ていて飽きません。

たびたび所員の突飛な行動のせいで経営危機に陥る大手法律事務所[Crane, Poole & Schmidt]で繰り広げられるアランやデニーの活躍から目が離せない作品になってるかと思います。笑

 

全部でシーズン5まであるのですが、2021年現在、日本で見られるのはシーズン2までで、残念ながらシーズン3以降の日本語字幕はなく、英語版のみになります。ちなみに、Amazonのレビューによると、数年前にはストリーミング配信で日本語字幕付きが観られたようなのですが、残念ながら2021年現在、シーズン3以降を日本語で観る術はありません…。

とはいえ、基本的に一話完結型のエピソードになっているので、シーズン2まででも十分楽しめるかと思います。

 (実は、続きを見たいあまり、全シーズンが入ったDVD BOXを年末に入手したのですが、完全英語×法律用語の壁に阻まれ、全然続きを見ることができていません…。どうやらシーズン5の最後、アランとデニーにめでたいイベント(!!)があるようなのですが…)

 

 しばらく前までPrime videoの対象になっていましたが、現在はストリーミング配信で視聴するか、DVDで観ることができます。

 

脚本は、『アリー my love』『The Practice(邦題:ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル)』を手掛けたデビッド・E・ケリーによるもので、『The Practice』ファイナルシーズンに登場したアランを主人公に据えたスピンオフ作品になっています。

ちなみに、デビッド・E・ケリーは実際にマサチューセッツ州の弁護士資格を持っていて、しばらくボストンを中心に実務を行っていたそうです。彼が手掛ける法廷ドラマのリアリティは「実務を経験した人ならでは」の部分によるものが大きいのでしょうね~。

ということで、ぼちぼちと『ボストン・リーガル』の感想記事を書いていきたいと思います。

 

 

 

歌詞和訳:あの人のどこがいいの?と聞かれたら Sam Feldt - Everything About You (feat. Your Friend Polly)

 


Sam Feldt - Everything About You (feat. Your Friend Polly)

 

2020年末にYoutubeで見つけたこちらの曲、前向きなエネルギーに溢れていて、最近とても気に入っています。

オランダ出身のDJ『Sam Feldt』と『Your Friend Polly』とのコラボ曲。Sam FeldtはトロピカルEDMのジャンルで人気の若手DJです。

 MVの撮影地はベルリン。MVに移っている女性はPollyさんご本人のようですね。浮かれて大はしゃぎの日と泣きながら途方に暮れて街を歩く姿が交互に切り替わって、恋人に振り回される女性の目まぐるしい心境を表現しています。

 

I love how you wake me in the morning

I hate how you leave your shit around

It might get rough, but it's never boring

The consistency holds me down

 

あなたが朝に起こしてくれる方法が好き

あなたが物をその辺に置きっぱなしにするのが嫌い

いいことばかりじゃないけど 退屈はしない

ずっとそんなあなたに振り回されてる

 

And it might take until we die

To find the pieces that we need to get it right

And it might break, but we have to try

And when they ask me, "What's your secret?

What's your favourite part?", I tell 'em, I say

 

私たちがピタッとはまるピースを見つけるのに

死ぬまでかかっちゃうかもしれないし

壊れてしまうかもしれない けど、やってみるしかないの

みんなが私に聞くわ

「何か秘密があるんでしょ?どこが好きなの?」って

そしたら 私はこういうの

 

Everything about you

Nothing compares to the

Way I feel about you

 

あなたの「すべてが好き」

この気持ちに代わるものなんて何もない

 

Can't believe I found you

Nothing compares to the

Way I feel about you

Everything about you

When they ask me, I'll say

 

あなたみたいな人を見つけられるなんて

この気持ちに代わるものなんて何もない

あなたの「すべてが好き」

私はいつもそう答える

 

I showed you how to fight your demons

You told me how to love myself

And I swear, we've got so many reasons

We don't need nobody else

 

私はあなたに「誘惑との戦い方」を教えてあげた

あなたは私に自分を愛するということを

他の人なんていらないって言える理由が

私たちには絶対にたくさんある

 

(略)

 

 

恋に落ちた初期のころの心境ってこんな感じがしますよね。私は割とこのタイプです。相手のことを好きすぎるあまり振り回されていることにも気づかない、周りから見れば有頂天に浮かれていてバカみたい。けどもうそんなこともどうでもいいくらいただただ相手のことが好きで仕方がない。そんな「恋は盲目」的な甘酸っぱさを感じる歌詞でした。

 

Pollyさんの透明感のある声がとてもステキで何度も聞いていられます。サビのメロディーもつい口ずさみたくなってしまいます♪ これからの活躍に期待!

 

 

 

 

洋楽紹介:あの傑作EDM、Nicky Romero - Toulouseに2020年版が出ていた!!

あの傑作EDM、Nicky Romeroの『Toulouse』に2020年版がリリースされているのを大みそかの夜に発見し、テンションが爆上がりました。

 

オリジナルの2012年版といえば、これ。


 

2020年版


しかもなんとオリジナルキャストなのだそうです。

フードを被った男性のダンスのキレは相変わらずですね。 

 

2020年版でも同様のストーリーに仕上がっており、アノニマスマスクを被せられた人々は次々と踊り狂わずにはいられない”ウィルス”に感染していく。

コロナ対策用のマスクを「違う、そっちじゃない」とばかりにはぎ取られて、例のアノニマスマスクを被せられていくのがちょっとクスッときてしまいます。

 

 

歌詞和訳:心の空洞を埋めるもの Calvin Harris – Sweet Nothing

 

Calvin Harris - Sweet Nothing (2012)

 

You took my heart, and you held it in your mouth
And with the word, all my love came rushing out
And every whisper, it's the worst, emptied out by a single word
There is a hollow in me now

 あなたは私の心を奪い 口にくわえて持っていってしまった

あなたの言葉だけで 私の愛情はあふれ出してしまう

耳元で囁かれるたび もう最悪で たった一言で心が空っぽになってしまう

今の私にはぽっかり空いた空洞がある

So I'll put my faith in something unknown

I'm living on such sweet nothing
But I'm tired of hope with nothing to hold
I'm living on such sweet nothing

 私は何かよくわからないものを信じることにしたの

そんな上辺だけの虚しいものを支えに生きているの

何も持たずに期待することにもう疲れてしまった

そんな虚しいだけのものを支えに生きることにしたの

And it's hard to learn, and it's hard to love
When you're giving me such sweet nothing
Sweet nothing, sweet nothing
You're giving me such sweet nothing

そんな上辺だけの愛をくれてばかりだったから

私はいつまでたっても学ぶことができなくて 愛することもできなくて

かりそめの虚しいだけのものを

あなたは私にそんな空虚なものばかりをくれる

It isn't easy for me to let it go

'Cause I've swallowed every single word
And every whisper, every sigh, eats away at this heart of mine
And there is a hollow in me now

それを手放すのは簡単じゃないわ

だって、私はあなたのどの言葉も鵜呑みにしてきたから

その囁き その吐息が どれも私の心を侵食していった

今の私にはぽっかり空いた空洞がある

 And it's not enough
To tell me that you care
When, we both know the words are empty air

もうそれだけじゃ足りないの

口だけで私を心配してるって言っても

だって 私たちはもう、その言葉が空虚なことを知っているから

You give me nothing
Nothing

あなたは私に何も与えてはくれない

何も 

Uoh
Uoh
Uoh
Sweet, nothing

Uoh
Uoh
Uoh
Uoh

Sweet, nothing

 

 めちゃくちゃ好きな曲です!

2012年リリースと少し古いですが、Calvin Harrisによるグルーヴ感あるメロディとFlorence Welchのキレある歌声が心地よいです。

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Sweet Nothingの意味について「上辺だけの愛の言葉や態度」といったところでしょうか。正解はない気もします。別れた恋人と交わした愛の言葉も、今となっては虚しいだけ。そんな心情からくる言葉でしょうか。

曲全体としてはPVも含めて「愛してしまった人の上辺だけの愛の言葉を信じて、心の支えにしてもいたが、結局その言葉には大して意味なんかなくて最後には虚しいだけだった」ことに主人公の女性が気づく……ということなのかなと理解しました。

Welch扮する主人公の女性はナイトクラブでシンガーとして働いているが、彼女には暴力的な恋人がいた。自分からは離れられないほどに愛してしまっていたのか、もしくは束縛がひどくて逃げられなかったのか……そんな不健康な関係に陥ってしまっていた。Harrisの手を借り、別れることに成功するが、激しい痛みを伴う。彼女は、ステージ上でのたうち回るようにして声を張り上げながら、もうとっくに崩壊している関係の中で自分が信じていた「上辺だけの愛の言葉や態度(Sweet Nothing)」が最後に残した虚しさを、今となってはそれすら愛おしいのか、慈しむように歌い続ける。それが結局のところ、いかがわしいナイトクラブの至る所で交わされる相手の気を引くためだけの空虚な言葉と何も変わらなかったのだとしても。彼女は愛情をこめて歌い続ける。

という別れた直後の恋人同士の、生傷だらけの痛々しい状況がうまく演出されているPVだったのではないかと思いました。

HarrisはWelchの代わりにDV彼氏に報復するよう手配するという役どころ。彼はステージで歌う彼女を目で追い続ける。(PVの後、この二人はどうなっていくのかちょっと気になります。)

金で雇われたギャングが元カレを痛めつけるたびにステージ上の彼女は、まるで自分が受けた痛みのようにのたうち回る。一度は心から愛した人との別れはこうも痛みを伴うものなのでしょうか。

長年、共依存関係にあった恋人との別れを「傷口に癒着したばんそうこうをはがすような痛み」と表現していた人がいたことをふと思い出しました。なんとなくわかる気がしますね……。

どうしようもないクズで凶暴な一面があるが(女性にとって?)どこか心惹かれる魅力がある元恋人の役を演じたのはLeo Gregoryというイギリスの俳優さん。今後に期待です。

個人的に特によかったのがPVの冒頭、二人が別れた直後と思われる、まだ彼女との別れを消化しきれていないのか、無表情で席に座っている様子の彼のシーン。「いつも連れてきているかわいい子はどうしたんだ?」と店員に話しかけられるが無視して立ち去る。そのときの表情から「Sweet Nothingを向ける側の気持ち」とはどんなだろうと一瞬ですが想像しました。彼女のほうにもそんな元恋人を縛るSweet Nothing的なものがあったのかもしれない。(その直後に元恋人さんはHarrisに雇われたギャングに襲撃され訳が分からないまま殴られているようなのがちょっと気の毒ですが……。)

 

ここまでお読みいただいてありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

『傷だらけの天使』第6話レビュー

この記事ではドラマ「傷だらけの天使」を見た感想を自分なりの人物解釈を交えつつ書いていきます。46年前のドラマに今更という気もしますが、ネタバレです

古いドラマを現代の価値観で考察したり分析したりすることに意味はあるのかと思わないでもないですが、本作には現代から見ても普遍的な面白さがあると思うので、あまり気にせずに、自分への備忘録も兼ねて書いていきます。

 

目次

  • 第6話 草原に黒い十字架を
    • あらすじ
    • 3人の逃避行――ユートピアへの「往復」切符
    • アニキ愛すぎるアキラ
    • ナツメは最後になにを見たのか

 

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