other voices

私の好きなトピックについて気ままにつづるブログです。洋楽の歌詞和訳や映画の話など。

【2023.夏】ふらっと欧州一人旅 5 ベルギー ブリュッセル・アントワープ

 

after-tonight.hatenablog.com

 

パリを脱出して、ブリュッセルの中心に到着。中継地で一日しか滞在しなかったうえ、移動にバスを使ったために到着の時点で既にありえないくらい疲労が溜まってしまい、あまり街歩きの体力が残っていなかった。

交通費をケチると金銭の代わりにカロリーで支払わされますね(自分が自分に)。はあ。自分で行くと決めた貧乏旅行なので仕方ないけど。

 

ゴシック教会の前をトラムが通る

中世ヨーロッパの面影がそこかしこにあるブリュッセル。ここはノートルダム デュ サブロン教会。(Church of Our Lady of Victories at the Sablon)

 

 

こんなことを言っていいのかわからないけど…大通りは本当にホームレスの人や物乞いの人が多い。しかも若い人。今回の旅で一番の数だった。そして誰も気にもとめない。街から温情が感じられない…あと結構露骨に顔をジロジロ見られる。たまたま目つきの悪い人だったかめぐり合わせが悪かったのだとは思いたいけど。(念のためにいうとカメラは通行人には向けていないです。スリも怖いので金目のものはしまって歩いてる…)

 

 

滞在期間が一日と短かったので私が見たのは一部だけだとは思うものの、ブリュッセル駅周辺は独特の冷たさを感じた。

高級ブランド店が並ぶ界隈は石畳の道で、結構穴凹だらけで歩きづらい。道路脇には薬物中毒と思しき人。ゴミが散乱。

私が貧乏旅行してるせいなのかな?たまたま運が悪かったのか。十分な富があれば幸せに暮らせる場所なのだろうけど。それは世界中どこでも一緒か。

うーん。とりあえず、有名な像を見に行きますよ。

突然現れる人だかり(近い)

小便小僧

今日も元気に(?)散水中。それ以外は特にこれといって言うことはないかもしれない…。これって世界3大がっかり観光スポットの一つらしいです。それにしても人通りもまばらな通りにいきなり現れるんですね、小便小僧。これはレプリカらしい。周囲は観光客向けの土産物ショップが集中。

 

このとき21時頃。多分この辺はオフィス街で住宅地は別にあるのだと思うけど、小便小僧エリアを観光客が取り囲んでる以外はあまり人の気配がない。空が明るいので忘れそうになるけど散策には適さない時間帯だったかもしれない。

 

ちなみに付近の路地裏に入るとリアル小便小僧がいた形跡を空気で感じた。真夏だったためかニオイがあたりに充満…

なんだかブリュッセルは散々だった。

物価高すぎなスーパーで食料を買い、ホテルに逃げ帰りましたとさ。

EU本部は街の東側にあり、チラ見してみたかったのですが、今回は時間切れで足を伸ばせられなかった。

 

さよならブリュッセル

Flixbus

写真左、一部しか写ってないですが、今回の低予算周遊旅で重宝したFlixbus。パリ→ブリュッセル片道4時間が14€だったかな? 安すぎる。使うしかなかった…。

激安バス車内の雰囲気はといえば至って普通。満席の車内で騒ぐ人もおらず、皆おのおののことに集中していた。シートの座り心地もよくて快適。おまけにWi-Fiつき。シートを倒していいか後ろの女性に聞いたら「yea」とブリュッセル滞在で初の愛想笑い?をもらった。Flixbus、いちおしです(回し者ではないよ)。

そういえばベルギーは公用語がフランス語とオランダ語なのだそうですが、オランダ語話者はあまりフランス語を話さないようだった。ある乗客の女性がフランス語でバスの運転手さんに何やら荷物のことを訴えているところを見かけたのですが、すぐに「English please!」と強めに返されていた。英語はここでも媒介の言語なのですねー。

 

バスは北上し、次の目的地アントワープへ向かいます。

 

ブリュッセル国際空港

道中、ブリュッセル国際空港が見えた。ここは10年近く前に欧州最悪レベルの連続テロが起こったところです。

ブリュッセル連続テロ事件 - Wikipedia

もしもこの地でこんな脅威と隣合わせの日常を送るのだとしたら。外国人の私がブリュッセルの街で感じたあの冷たさを個人として受け入れることはできなくとも、その正体がなんなのか少しは理解することができたのかもしれない。場所はブリュッセルの中心からバスで30分程度のところ。周囲は警察車両が多く、いまも警備は厳重なようです。

 

アントワープ到着

1時間ほどでアントワープに到着。「ルーズヴェルトプラーツ(Rooseveltplaats)」という大通りで降ろされる。そういえば元米国大統領のルーズヴェルトはオランダ系移民の家系でしたっけ。(WW2後この地名がついたらしいです。)

アントワープはとても良かった。なにより滞在中ほとんど快晴だった。事前にパリで見つけた安いAirBnb、なんと洗濯機付きのアパート一室まるごと宿泊だったので即決。そろそろ旅疲れがピークに達していたので、ちょっと休憩するつもりでここに3泊することにした。

部屋の写真を取り忘れたのですが(本気で休憩しすぎた)、キッチンからバス、洗濯機に至るまでアパート一部屋分の設備を全部使えるところで最高でした。直前まで空き室でセールになっていたらしく料金が通常の半額。こんなラッキーはあとにも先にもこのときだけ。

 

荷物をおろし、中世の商業都市のおもかげを探しに早速街歩きスタート。

風光明媚!アントワープ

アントワープはダイヤモンド産業が盛んな街らしい。ブリュッセルに次ぐベルギー第2の都市で、街から潤いというか余裕を感じる。建物もどこもかしこもきれいでおしゃれ。港湾都市だからかどことなく横浜や神戸と似た雰囲気。

 

このあとのオランダでも大いにお世話になったアルバート・ハインというスーパーで食料調達。商品の品質がいい。けどちょっと高い。成城石井みたいな感じ。

オランダ資本のスーパー「アルバート・ハイン」

このApple Banditというりんご味のサイダー(アルコール入り)が美味しかった。ノンアルもあるけどせっかくなので飲む。ベルギーと言えばビールで有名だけどビールはほとんど飲まずにこればかり飲んでいた。

LIMEの電動キックボードが大活躍

街にはシェアサイクルやシェアキックボードの駐輪所が至る所にあるので移動手段には困らない。徒歩はとにかく疲れるので、どこに行くにもこのLIMEの電動キックボードを使っていた。指定場所で乗り捨てでき、貧乏旅行フレンドリーなお値段で最高。充電たっぷりの故障がない個体はすぐに次の人に持ってかれちゃうけどね。

アイスクリームのお時間😋

バニラとチョコミントあじ

待ちに待った甘味タイム。濃厚な味のアイスがおいすぎる!😋😋😋

芸術点が高すぎるワッフル

このときを待ってました。いざ、本場のワッフルを実食!

ふぉ~外はカリカリ、中はふわふわ。バターと小麦の香りがお口の中でじわ~、芸術点が高すぎもう虜になりそう。小麦の香りがなんだか日本で食べるものと違う気がする?!!?こちらのが日本よりも強く小麦の風味を感じる。あっという間にぺろり、ごちそうさまでした~。

さてさて最後の一口を飲み込んだあとの虚無感に耐えつつ街歩き再開。

繊細な装飾の時計台


ここにも日本食。ラーメン屋さんがあるとはね。

 

ユニクロ発見!
2€出せば0€のお金がもらえます

この、2€出せば0€のお金(記念コイン)がもらえるマシーン、観光地では必ずと言っていいほど目にした。私も記念に…いや、やめておきました。

 

 

歩けばお腹が空く。ベルギーがフライドポテト発祥の地だったことを思い出し、Google mapで口コミが多そうなところを探して入ってみる。

フライドポテト発祥の地で揚げ物祭り

丸いのは地元民が大好きという「ビッターボレン」。つづりはたしかBitterballen。ボール状のコロッケというわけです。コロッケはフランスかオランダ起源の揚げ物料理が日本に伝わったと言われていますね。

ソースは数種類から選べる。初手から冒険はしたくないので無難にケチャップとマヨ。ほおばるなり「ぬゎんじゃこりゃマジウマ!」で手が止まらずあっという間に完食。これをコーラやビールで流し込む生活か…(成人病になりそうだけど)悪くないな…第2の人生用に取っておきたい…と心から思ってしまう美味しさ😋

なんだかアントワープでは食い倒れてばかりでした。食い倒れの本拠地大阪から来たのだから仕方ないか😋

ちなみにこのケチャップマヨは一体日本のものと何が違うのか? 日本のものより素材の風味が強い。ソースの個性がそれぞれ立っていて油っこい揚げ物によく合うんですよね。

 

配達中

 

欧州あるあるの地震の概念がない建築物

Arctic Monkeysのレコード?を発見

私が映り込んでますが😂 本屋さんでArctic Monkeysのレコード(CDよりも大きい円盤を勝手にレコードって呼んでますがレコードじゃないのかも)を発見。
Arctic Monkeys好きだったなー学生の頃。歌詞の緻密さやボーカルのデスパレート感が好きで繰り返し聴いてたバンドだった。

バジェット・ヴィーガンの本

バジェット・ヴィーガン…いいネーミング。限界バジェット・トラベラーを卒業したら名乗ってみたい。

 

ゴンチャがある!

こんなところにゴンチャまであるとは?!!? でもまだベルギーではその美味しさが発見されていないのか客入りは芳しくなさそう…大阪ならどこも長蛇の列だったのにね。

 

またApple Banditを買って帰る

スーパーに寄って宿に戻る。今夜のカウチポテトのお供はやっぱりApple Bandit。

それにしてもビールの種類がありえないほど豊富で全部味見し終わる頃には中毒になってそうだ。

 

 

今日はこのへんで。次回は色んな意味で自由の国オランダ編です。

 

 

 

宿でMerciという名のチョコレートを食べながらベッドでごろごろ。