少し古いですが……Chicagoというアメリカのバンド(地名ではなく)による1979年発表の曲です。冒頭の歌詞のなんというか人生経験を感じさせる力強さが好きでときどき聴きたくなります。
「I'm a street player♪」のところも好きで、一度聴いたらしばらく頭に刺さってなかなか抜けません。楽器の練習中や部屋に一人でいるときに口ずさんでみるといい感じです♪
上記はYoutubeにあったLeonid & Friends feat. Arturo Sandovalという方々による2018年のカヴァー版で、大変良いカヴァーです。 オリジナルは記事の最後につけました。
I'll never forget those aimless years
Street sounds swirling through my mind
Trouble was often in the air
So we fought to forget our despair忘れないとも 目的もなくフラフラしていたあの年々を
ストリートの音が渦となり この心を通り抜ける
トラブルはしょっちゅう あちこちにあったさ
僕らは絶望を忘れるために戦ったのだから
'Cause I'm a street player
And I'll play you a song
'Cause you know, my heart & soul
Will carry, carry on僕は「ストリート・プレーヤー」だから
あなたに一曲弾いてあげるよ
わかるでしょう この心と魂は
なにがあっても残ってゆくのさ
Carry on
Carry on
Carry onなにがあっても残ってゆくのさ
決して途絶えることなく
City life's the only way
Street corners and billiard halls was our home away
Lessons learned still help me today都会に生きるしかない僕らは
路上やビリヤード場が第二の故郷だった
そこで得た教訓には今も助けられてる
I'm a street player
I've seen it all
Hit men, thieves and many a brawl
But as you see I still stand tall僕は「ストリート・プレーヤー」
なにもかも見てきたさ
殺し屋や盗人、たくさんのいざこざ
でもほらこの通り しっかり地に足つけて立っている
It was such a small space in time
I never knew that I would find
A musical path for all to see
Anxiety into ecstasyそれはほんの一瞬の出来事だったし
見つけられるなんて思いもしなかった
音楽がみんなの不安をかき消し
最高の高揚に連れて行ってくれたのを
I'm a street player
I'm a street player
Ohh I'm a street player
“Street Player(ストリート・プレーヤー)”とは、普通に考えれば街中で音楽を演奏をしている人のこと指すのでしょう。後に“play you a song”と続くパートもありますしね。
一方、曲全体の雰囲気からは、どことなく、喧噪や犯罪が絶えない都会の中心地にいて、そこを生き抜いてきた人物の口から語られる物語のようなものも感じさせるものがあります。きっと数々の局面を、命からがら潜り抜けてきたような、そんな感じがしますね。はたして「ストリート・プレーヤー」にはどんな人物が見えるでしょうか(^^♪
駅の周辺などで、ときどき音楽を演奏している人を見かけることがあります。普段、気にも留めずに歩き去ることが多いけれど、その時々の自分の感情やタイミングあるいは縁からか、不思議とずっと聴いていたくなる演奏も中にはあって。立ち止まって聴いていたらどんどん人が集まってきて……。たまたまその場に居合わせただけの人々がみなその演奏に耳を澄ませている。
そんな縁のような、偶然のような、あるいは必然のようなことって、長く生きているとときどきあるのかもしれません。
オリジナル版(リマスター音源):
ここまでお読みいただきありがとうございました(^^♪